リモートワークの頻度があがって、YouTube をラジオ代わりにしながら仕事をしている今日この頃。
その影響を受けて、なんとなくバ美肉してゲーム配信をしてみたいなと思ったところから、いろいろ調べてやってみた結果をまとめておく。
ただし、「(動画配信に向いていないスペックの) MacBook でやるにはどうするか」という前提であるため、他の人には参考にならない可能性が高い。
そもそも MacBook で動画配信をするにはよほどのハイエンドカスタマイズでない限り、基本的に計算資源が足りない。
vtuber としてゲーム配信するには以下の計算項目について、考慮する必要がある。
- アバターを動かす
- ゲーム画面を取り込む
- ↑を合成する
- 配信する
これらを MacBook 内ですべて処理すると間違いなく放送事故にしかならないため、これらを外出しすることで CPU パワーやグラボのない MacBook でもなんとかやってみるというのが今回の目的である。
また、ボイチェンについては何もやっていないため、知りたい場合は他の記事を参考にされたし。
アバターを動かす
流行りということもあり、スマフォやタブレットのカメラ連携でアバターを動かせるアプリはいろいろとある。
今回は他の紹介記事でもよく使われているカスタムキャストを使用してみた。
iOS 端末の場合、MacBook に有線接続すれば、画面共有アプリなしで MacOS から iOS 端末の画面を参照することができる。(配信ツールからは映像入力デバイスに見える。)
これによりアバターまわりの計算は iOS 端末側に寄せることができ、MacBook 側の負荷を下げられる。
ゲーム画面を取り込む
ゲーム画面をキャプチャするには専用のハードウェアが必要になる。
MacOS で使えるものというとそれだけそこそこ限られるようである。
今回は AVerMedia の Live Gamer Portable 2 PLUS が対応してそうということでこれを使うことにした。
ちなみに他のデバイスは MacOS 未対応なものが多そう。
あと、AVerMedia 以外を調べていないので、他にもっとお手頃なものがあるかもしれない。
↑を合成する
アバターをクロマキー合成して、ゲーム画面の上に乗せるには OBS を使った。OBS についてはググればいくらでも情報が出てくるため、そちらを参考にされたし。
唯一、この計算は MacBook でする必要がある。そのため、配信中はブラウザなどの他のアプリの起動はできるだけ抑えておきたい。
配信する
この記事が参考にならないと言ったのはこれが原因だったりする。
今回は LiveShell X を使用してみたのだが、これは普通の家庭に転がっていないし、放送業者向けの専用ハードウェアであるため、購入する機会も皆無...。
これを使うと OBS からサーバにつないで配信するのではなく、MacBook からの HDMI 出力先を LiveShell X にして、このハードウェアからサーバに配信するため、エンコードの負荷を MacBook から取り去ることができる。
その他
これは MacBook の種類によるが、ものによっては USB スロットが少ないため、これらの外部機器をつなぐには USB ハブをかます必要が出てくる。
やってみた
実際にやってみたのが以下の動画になる。(音は消してる)
1080p 60fps は出せないが、まあまあ観れる感じにはなってたので、自己満足した。
まあ、配信を楽にしたいなら、最初からそれに適したマシンを用意することが最善ではある。
あと、音周りはデフォルトのマイクだけなので、ここらへんも改善する必要がある。