いけむランド

はてダからやってきました

机の上に紙とペンを広げられるかで勝負が決まる

今も自分のこのやり方は変わってないなと思ったので、跡地からサルベージ。

デュアルディスプレイで得られる効率はコーディングの効率なのだけど、机に広げたノートで得られるのは考えをまとめる効率。

脳の中に展開できない何かをノートに展開ですよ。


会社では机のサイズの物理的制約から、マウスを動かす領域とノートを広げられる領域がオーバーラップしてしまうので、それを避けるためにノートより小さい使い終わったコピー用紙の裏にメモっている。

自分の場合、ノートに本当に思いついたまま書いてしまうと、後から読み直した時にあまりに断片的な言葉しかなかったり、そもそも字が汚かったりして、何を書いているかわけわかめになることが多いので、一度下書きとしてささっとメモして、それからあるタイミングで必要な情報の取捨選択や整形を経て、ノートに清書するような方法を採用している。

この方法を採用しだしたのは大学の 2 年目くらいだったと思う。
とある教授が講義の準備をしてこなかったのか、何度も黒板に論理式か何かを書いては消しを繰り返していて、それにあわせて学生がこぞって何度も消しゴムとシャーペンを持ち替えては自分のルーズリーフを書き直しているのを見て、なんて面倒なんだ!と感じた。
しかし、A 型で几帳面な自分は「ノートというものはいざ試験前に見直した時に即座に理解できるように無駄のない内容にしておかなければならない」という強迫観念に取り付かれていたため、それなら教授が間違えたところはささっと二重線か何かで消して、後でその部分は無視して清書すれば、家で復習もできて、一石二鳥じゃないかという結論に至ったわけである。(実際にはバイトで忙しい時期は数週間後に清書とかいうこともあり、書いてある下書きがわけわかめになってしまうこともあったが...。)

そうして自分の大学の頃のノートのコピーは意外と好評だったらしく、試験前には何故か自分と面識のない同期のところにまで渡り、その後で研究室や実験で親しくなった時に「以前、○○の試験では fd0 さんのノートのコピーにお世話になりました。(笑)」と言われることもあった。

効率から考えると、最初からノートに書きながらまとめられれば理想的なのだが、ついつい自分にとって楽な今の方法を使ってしまっている。
あと、個人的な経験から言うと、エディタにキーボードで入力するよりも紙に手で書いた方が頭に入りやすい。(下書き → 清書という風に二度だとさらに。) たぶん、目による文字認識と手という動きという I/O の情報量がより多いからなのかなと勝手に推測してるけど。