コンパイラ *1 には理系のセンスが必要なように、Web プログラミングには文系のセンスが必要というのがあるとしたら、Web プログラミングが侮られる理由はわかる気がする。*2
やっぱり「プログラムは理系の土俵」という気持ちがプログラマ界ではマジョリティである理系の気持ちの根底にはあるだろうから、自分が大学時代に苦労している一方で、どうせコンパやサークルで知り合った異性と四六時中いちゃついていたような文系 *3 でも、会社の新人研修でちょっと触る程度で組み立てることができる (と思われている) Web プログラミングなんて「俺らがやっている崇高なプログラムと同じとは認めたくない」という気持ちが多少なりともあるのではないかと思う。
しかし、現実にはコンパイラのすごさがわかるためにはプログラムの知識が必要になることに比べて、Web プログラミングではそのすごさは見た目などで誰にでもわかりやすいということを考えれば、より評価される *4 のはやはり後者だろう。
となると、理系の人間からしてみれば、学生時代に楽ばかりしていた文系はまさか自分たちと同じ土俵で評価されることはないと思っていたのに、いざ蓋を開けてみると、プログラマという自分たちと同じ土俵でも、文系に評価を奪われるという現状に納得がいかないという気持ちが Web プログラミングを侮るという行為につながっているのかもしれない。