1 巻が面白かったため、続きも読んでみた。
(箇条書きのところが本にあった項目で、それに対する自分の感想をその下に書いてます。)
traceroute
今年の春〜夏にオフィシャルで話が出てたけど、この本に出てくるコラムが書かれた 2015 年で既に言ってた。
本格パズラーものを読む時
- そこまでに出できた情報をきちんと整理して、自分なりの納得が行ったら読み進める。
- 「なんか怪しいけど、よくわからん!」で放置しない。
これは普通に仕事でも言えることだし「FF14 の高難度コンテンツのギミックを理解しないままクリアして喜んでるんじゃねーぞ」というメッセージなのかもしれない。
オリジナリティ
- どこか似ているものになってしまうし、独自性を突き詰めすぎるとユーザの理解が得られない。
坂本教授もオリジナリティについて発言してたことを思い出した。*1
音楽に、完全なオリジナルティはこの世には存在しない。一曲の中で5%は個人の本当のオリジナル。95%は伝統。自分は5%のおもしろい部分に興味がある。
FF14 の初期離脱要因
チュートリアルは本当に手取り足取りまでしないといけない流れっぽい。(しかもテキストは読んでもらえない。)
メニューの多重階層化や複雑化で目的にたどり着くまで探すのが大変というのはありそう。
そこまで受身ならゲームではなく、もっと受動的に楽しめる趣味に流れた方が良いのでは?という気がする。
グリーンライトプロセス
- とはいえ「自分の成果がかわいくなる」
サンクコストの話もありそう。
飽きを遅くする
プレイが義務になると楽しくないのは同感でプロデューサーが他のゲームをやれって言えるのはやっぱり自信とか長期的に見てそっちの方が良いからと確信してるからだろうなと思った。
死んだ魚の眼
たしかにキラキラした若手を見るのが年々つらくなるのはわかる。
デフォルト
- アップデートでとある機能が改善された。
- 新規ユーザは改善された機能を使うことができるが、設定変更で改善前の機能を使うこともできる。
- 既存ユーザは改善された機能を使うためには手動で設定変更する必要がある。
- 完全に上位互換であるなら自動で変更しておいても良いだろうが、そうでないものもある。
- 既存ユーザは (存在を知らないため) 改善前の機能しか使うことができない。
これはゲームに限らずオンラインサービス全般であるあるな気がする。
技術スタック
- 開発中は最先端でもリリース時には世代遅れになってる。
- → そのままでは開発者がスキル的に死ぬ。
- 仕事における経験と挑戦
挑戦の機会もないと、開発者はスキル的に (やはり徐々にではあるが) 死ぬ。
見積もり
- 自分の見積もりの甘さは最終的に他人の時間を奪うことになる。
- → 故に「ゆとり」は必要である。
3 巻
読み終わったら速攻でポチった。